*スマメイトを正しく・楽しく利用している人にはまったく無意味な内容になります。
本文は長いですが、ご意見は最後まで読んだ上でいただけると助かります。
まずこのお話をする上で、自分の立場を示しておきます。
自分はスマメイトをほとんどやったことがありません。上位ランカーでもなければ、サイトの有権者でもありません。
ですが、
スマメイトは素晴らしいサービスであると心から思っています。
管理者ののちょうさんや、高みを目指して努力しているプレイヤーの皆さんには敬意を覚えるばかりです。
その上で、自分の思い当たる「スマメイトをやらない理由」とはどのようなものか?ということについて、
スマメイトをやらない側の立場から、段取りを追って示していきます。
どんな人であろうと、対戦ゲームをやっていれば、納得のいかないことや、不快な思いをする時があります。ともすればスマメイト自体に嫌気が差すほどに。
そういった心理について、意識的に理解しておくのは大事なことであるはず。
皆さんが感じている何かが、ここに書いたものに当てはまるかも知れない。
気が楽になることは無いでしょうが、読んで参考になれば幸いです。
1:責任を負わなければならない
いきなりですが重要なことです。スマメイトを利用する人は、さまざまな「責任」を負うことになります。
- ラグが起きたら対戦中止の責任を負う
回線状況は、有線に繋ぐなどして向上させることはできます。
そうは言っても、オンライン対戦をしている限り、ラグは予期せず訪れるもの。
しかし、スマメイトの真剣勝負では笑って許されることはありません。無線でも対戦はできますが、自分が原因でラグが起きた場合、対戦中止を申し出る責任を負うことになります。
- 試合に負けたら、下がったレートで責任を負う
これは責任というよりペナルティに近い話です。
ご存知、スマメイトにはレートが存在します。自由に遊んでいるゲームに、学校の勉強みたいな点数がついて成績や偏差値が出る仕組み。
参加している以上、いい成績を残す競争に身を投じているわけです。
言い換えれば、「勝つための努力をする責任」があると言えるでしょう。
(*もちろんゲームであることに変わりはないので、頑張るかどうかはその人次第)
- 不祥事を起こしたら、謝罪の責任を負う
これは当たり前。ゲームに限らず、自分が悪かったら謝りましょう。常識として。
*余談
まず、そもそも問題を起こさないために、利用規約およびQ&Aはちゃんと読んでください。もちろん対戦ルールも。
スマメイトの利用規約は完璧であり、すべての利用者が内容を遵守していれば、問題が起きることはありません。
理解が不十分なら、必ず読み直すべきです。
これはトラブルが起きた場合、適切な対応をするためでもあります。
わざわざリンク貼らないけど絶対読めよ全部!!
2:対戦したくないプレイヤーやファイターと対戦すること、および問題のあるプレイヤーと関わりを持つことがある
先の項目に続いて、スマメイトではこんな責任も負うことになります。
マッチングした相手とは、最後まで対戦を行う責任。
何が起きたとしても、結果報告を終えるまで始末をつける必要があります。
そんな中で、自分の苦手なキャラクター、苦手な立ち回りをするプレイヤーにマッチングすることになります。
SPには80以上のファイターがいるので、そういう機会は少なくありません。
苦手な相手に対しては、相手していて楽しい部分を見出せなければ、いつまで経っても楽しく戦えません。
またスマメイトは、不特定多数の他人と関わりを持ち、時にはチャット欄で会話を行うこともある。そういう場です。
そんな中で、ネットのマナーが成っていない、問題のあるプレイヤーがどうしても存在します。
Twitterを登録している以上、一度接点を持った相手に粘着するのはそう難しいことではありません。その後も関わりが続く恐れがあります。
*余談1
一方で、今までのあなたが、対戦相手を迫害していたり軽蔑していた自覚があるのなら、聞いてほしいことがあります。
スマメイトで対戦する人たちのほとんどは、基本的にスマブラの対戦でしか付き合いがありません。それ以外では赤の他人。
つまり、ぼくたちは皆、プレイヤーとして対等な立場にいるわけで、そこでは身分の上も下もありません。実力も関係ないです。
対戦相手には常にリスペクトを心がけましょう。紹介文を書く時はなおのこと。
そして、スマメイトは大人が管理し、たくさんの大人が挙って利用し、たくさんの大人に監視されている場所です。
プレイヤーの中には学生が多いでしょうが、顔が見えないだけで、大人と同じ場所に立っているんです。
周りを傷つけても、自分の居場所がなくなるばかり。
ましてや自分は、対戦環境、および対戦相手を供給してもらう立場です。
日々の対戦を充実させるためには、プレイヤーひとりひとりとのコミュニケーションが大事であることを忘れないでください。
*余談2
個人的な主張になりますが、嫌気のさした相手をTwitterで晒すのはやめてください。
暴言などの個人攻撃と違って、Twitterでの晒しは誰の目にも入ります。
大勢の目を突き付けること。この集中攻撃は、その相手の行いよりも陰湿で、より大きな被害を相手にもたらす恐れがあるもの。
反省の余地を与えず、外野からただ批判の槍玉に挙げることも、その人のためになりません。
運営への報告だけで収拾がつかない場合は、できる限り対戦のチャット欄、もしくはTwitterのDMで解決させるようにしてください。
見苦しいケンカは、関係ない人が見ても気分が悪いものです。
3:負けることに神経質になる
勝負や競争にかける気持ちが大きい人ほど、先のような負の感情を抱えることがよくあります。その核となるのが「負けたくない」という気持ち。
特にスマメイトの対戦となると、自分のレートがかかっているのもあり、ただ「負けたくない」以上に「レートがほしい」という余念も出てくると思います。
「レートを失いたくない」も同義。(言い方悪くてすいません)
だからこそ余計に負けたくない。その負けはレートとして形に残るから。
いざ負けてしまった時の悔しさはつらいものです。
*余談
ではここで、ディレクターの桜井氏の発言を少し引用。
ここではリザルト画面の勝利演出の裏話からの流れで、プレイヤーの対戦への向き合い方について、桜井氏の考えが述べられています。
彼がユーザーに望むのは、試合結果がどうあれ、とにかくたくさんの対戦を楽しんでくれること。
それはなぜか?
負けてムキになる時、人は無理をしています。
ムキになっている時、対戦から得られるものはありません。負けたらますますストレスを積み重ね、勝ててもその場のストレスを解消できるだけ。
思い通りの対戦ができずに無理をしている自覚がある人は一度、スマメイトから距離をとった方がいいと思います。迷わずに。
逃げ出してバカにされることなんて無いです。
勝負の世界にいる以上、常に負けは降りかかってきます。そのたびに「負けたくない」気持ちは叩き折られる。
下がったレートを糧にして成長できるのは一部の頑固者だけ。
人一倍「負けたくない」と思わなければ、勝ち続けるのは至難です。
覚悟といったら大げさかも知れないけど、そのことを分かっていますか?
結果に対して一喜一憂し過ぎず、日々の対戦をやりがいをもって続けられる。
そういう人は対戦ゲームを楽しむのが上手いです。これは「才能」と呼ぶべきものだと思う。だから持っていない人もいるんです。
- 自分の持ちキャラの文句ばかり言う
- 対戦相手への不満をTwitterなど表に出す
- ストレスを晴らすために対戦するも、さらにストレスを溜める悪循環
- 勝つこと以外にやりがいを見出せず、飽きてしまう
ぶっちゃけ自分にも荒んでいた時期があって、今では後悔しています。その頃の嫌だった体験、試合内容はいくつか覚えています。
4:勝ちに徹することで立ち回りに影響がおよぶ
*主観と余談が多めの項目です。
先の項目でも触れた「負けたくない」気持ち。この気持ちは、試合内容にも影響をもたらすとぼくは考えています。
どうしても「負けたくない」なら当然、プレイヤーは「勝ちに徹する」ようになります。
勝ちに徹するということはつまり、極力リスクの少ない行動をとり続けるということです。
しかし、それは一方で、行動の選択肢を狭めているという見方もできると思います。
持ちうる知識、経験の範囲内でとにかく安全な行動だけを選択し続ける。
この姿勢は、操作性の向上や、実践の成果は見込めるでしょうが、自由な試みを束縛してしまうのは少しもったいない気がします。
いま自分の持ちうる手札がほとんど対策されてしまうこともあるだろうし、それ以上の対策を考える必要もあるでしょう。
結果が大事か、過程が大事か。それは人それぞれ。
ですが後者、スマメイトを上達の手段として活用したい人は、試行錯誤の時間も大切なはず。
レートを上げるだけでなく、実力を上げることも忘れないようにしましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここらへんで話を最初に戻します。
ここまでの話のほとんどが余談で困惑されたかもしれませんが、
それで「お前は結局なんでスマメイトやりたくないんだ?」とお思いでしょう。
その回答は要するに、これまで挙げた1〜4のことが面倒だから。
それだけのことです。
でもやっぱり、このことは多くの他の人にも部分的に当てはまるだろうし、真っ当な心情であるとも思います。
もう少しだけお話を続けます。
5:対戦環境が他にもある
ここまではスマメイトのレーティング対戦機能に言及してきましたが、対戦環境は他にもあります。(便利な時代!)
まずオンラインであれば、スマメイトのフリー対戦、Twitterでの対戦募集、キャラ窓や派生窓での対戦募集、フレ戦配信への参加などがあります。
メリットとしては
- レートの変動がないので試合のみに集中しやすい
- 対戦数を要求できる
- 決まった相手への「募集」と「参加」という同意を経て対戦が行われるため、望みどおりの対戦がしやすい
など。レートを気にせず、同じ人とじっくり対戦したい人に向いているでしょう。
一方、VIPマッチは世界戦闘力が存在し、マッチングもランダムで行われるなど、スマメイトと似た特徴があります。
忘れないうちに良いところを言っておきますが、これら2つの最大のメリットはなんと言ってもマッチングがお手軽なところ。
いつでも・すぐに対戦相手が見つかる。そしていろんなプレイヤーと対戦することで、新しい出会いも期待できる。
スマメイト、ならびにユーザーの多い「スマブラ」のすごいところでもありますね。
次にオフラインについて。
オフ対戦のメリットについては分かる人も多いと思うので簡潔に。
(ここに書いたこと以外にもいっぱいあります)
- ラグ・遅延がない
- 対戦相手と直接話せるので、アドバイスを聞きやすい
- イベントによっては会場やプレイヤーの熱気がすごい!楽しい
ぼくも行ったことがありますが、思っていた以上に懐が深い。オフイベントは大人のプレイヤーたちが有志で行っているイベントであり、スマブラを楽しみたいという心意気があれば、快く出迎えてくれるはずです。
最後に
大会の実績をもとに活動を広げていくプロゲーマーの方々。彼らは勝負への思いが人一倍強い。
それ以外は、趣味でやっている人がほとんどだと思います。
ですが、ガチ対戦の場、特に1on1対戦の強さを求めるようなプレイヤーは、そもそも一般的に「普通のプレイヤー」とは言えません。
スマメイトを始める人は、もう普通のプレイヤーじゃなくなる、ということです。実際のところスマブラガチ勢って、ちょっと変な人たちですからね。
だって普通の人は、学校や仕事があるのに、毎日一つのゲームを起動して、何時間も対戦に身を置くなんてできないですし。
決して「スマメイトはどうせ萎えるからやめろ!!!!」とか言うわけではありません。
スマブラをどう遊ぶか、いかに楽しめるかは、プレイヤーに100%委ねられています。
だれも彼も、何を活かすも活かさないも自由。自分に合ったやり方を見つけ、有意義な趣味の時間を過ごしましょう。
ぼくはやらない選択をしましたが、じゅうぶん前向きな気持ちでいられました。
つい最近知ったんですけど、スマメイトのレート戦以外の機能って、タミスマだけじゃなく他の小さなイベントも結構あるんですねぇ。実はちょっと興味出てきてます。
自分がなんのためにスマブラをしているのか。
それを理解することは、スマブラにやりがいを感じる方法のひとつです。
今回のお話で、それが伝わっていれば嬉しいです。
最後にぼくの好きな漫画、『暗殺教室』より寺坂竜馬くんのセリフを引用&少し脚色。
「一度や二度負けたぐらいでグレてるんじゃねえ!100回失敗したっていい、いつか勝てるようになればいいじゃねえか!」
焦ることはありません。世界中の誰でも、不調な時はあります。いつか大舞台で勝てればヒーローです。
スマブラSPは始まったばかり。楽しんでいれば、あと10年は遊び続けられると思います。
それでも勝ち続けたい人は、今後も頑張ってくださいね。応援します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!